コンビニは、多くの商品を扱っていますが、その多くに賞味期限が定められています。おにぎり、サンドイッチ、弁当などの「FF(ファーストフード)商品」は特に賞味期限が短く、1日未満で廃棄されます。では、このような商品をどのように管理しているのか?
廃棄対象商品を売り場から下げたら、事務所(バックルーム)に商品を移動します。そして、事務所では廃棄商品をストアコンピューターに入力します。廃棄処理入力が終わった段階で、商品はゴミ箱に捨てられます。
一昔前には大量の廃棄商品が発生していた時期がありました(大型ゴミ袋が2つほど)が、「地球環境の視点」「もったいない」という動きの中、廃棄金額は減少してきました。とはいえ、まだ1カ月平均で約50万円ほどの商品が廃棄されています。1日では1万6000円ほど。全部が弁当ということはありませんが、1個500円の弁当で計算すると、1日32個も廃棄していることになります。
普通に考えれば、廃棄が多ければ発注量を減らせばいいと思うかもしれませんが、発注量を減らせば売り場がスカスカになり「売れ残りばっかりじゃないか」「ほしい商品がいつもない」と客に悪い印象を与えてしまいます。売れる時に商品がないことを「機会ロス」と呼びますが、廃棄を減らそうとすると機会ロスが増えてしまうのです。
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