超・基本ではあるけれど、その業界にいないとなかなか解らないのがB to B(Business to Business=企業間取引)の世界。コンシューマー相手のビジネス(B to C=Business to consumer)の世界にいる人にはなかなか未知の世界である。解っている人には「何を今さら」ではあろうが、様々な人から繰り返し質問されることなので、この際、整理してみようと思う。
■異業種交流のススメ
筆者はビジネススクールの講師をしている。実に様々な業種からの実務者が学びに来る。B to BもCもいる。そして、彼らは一様に、BとCの環境の違い、考え方の違いに驚く。自社やクライアント、消費者の意志決定の仕方などを深く話せば話すほどに。
自身もB to Bでは何らかのインフルエンサーぐらいにはなっているかもしれない。B to Cでは確実に一生活者である。しかし、そうした立場は忘れがちだ。BとCの立場を超えて、「マーケティング」という切り口で、一度、異業種交流をすることをお勧めしたい。相互に発見があることは間違いない。その際に、今回はB to Bの切り口で、B to Cとの違いを記したので、そうした差異点を抑えて話すと効果的だろう。
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2009.04.03
2015.07.10
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。