それが「よい転職」なら「巣立ち」である。それが「悪い転職」なら、再考が必要である。
IBMやアクセンチュア、リクルートといった企業は
人財輩出企業として有名で、転職者が多い。
そしてその企業OBOGたちは、有形無形、直接間接に
自分たちが巣立った会社と関係を持ちながら、業界全体を育てている事実があります。
彼らの意識においては、個人と企業の関係は、「永遠の契りを結ぶ男女」関係というよりも、
「学生と学び舎(学校)」の関係に近いのでしょう。
在学中はその学び舎で一生懸命勉学に励み、いったんは卒業しても母校として懐かしみ、
恩義を感じる。そんな感じの関係です。
「よい転職」というのは、会社への「裏切り」ではなく、「巣立ち」です。
転職後も、元の会社や元の上司・仲間たちと良好な関係を維持することは全く可能なことです。
その会社に恩返しできることもたくさんあるでしょう。
ですから、それが「よい転職」であるならば、
転職に罪悪感は不要です。
*【付録】
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『いい仕事ができる人の考え方』新著サマリー
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2010.03.20
2015.12.13
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。