ブロガーに直接、新商品のニュースリリースを流す。 また新商品発表会に招待したり、あるいは試供品を提供し、 その体験記をブログの記事として取り上げてもらうよう 働きかける。 これが、現在、最も典型的な 「ネット口コミ施策」 だと言えます。
関係者の間で議論が続いている状態です。
ともあれ、ブログは、個人が書いている記事とはいえ、
ネットを通じて多くの人に到達できることから、
立派な「メディア」だと言えますよね。
ですから、マスメディアの記者に対するコミュニケーション
と同様の考え方、倫理基準を適用してブロガーと対話するのが
最善策ではないでしょうか?
最後に、ブロガーを使ったネット口コミ施策の実例を
挙げましょう。(内容は一部変えています)
--------------------------------------
★お仕事(ブロガーに対する依頼は基本こう呼ばれます)
・「ABCレストラン」に指定期間中に行って食事してください。
友人同伴OKです。
・レストランでは、グラスワイン1杯を人数分サービス、
食事も半額でオーダーできます。
・後日、ABCレストランで食事を楽しんだ感想を
写真とともにブログに掲載してください。
・記事掲載に対しては、
御礼として5,000円の金券をお渡しします。
----------------------------------------
なかなか魅力的なお仕事です。
しかし、5,000円もお礼もらえるとしたら、
悪いことは書けませんね。
実は、レストランが自分の好みでなかったとしても
書かないと御礼がもらえないから、嘘八百を書くこと
になるかもしれません。
(実際すばらしい店だったのなら問題ないですけど)
先日、このブロガー向け施策を企画・運営している
事業者に対して、
このレストランについてのブログ記事には、
報酬をもらって書いたことを明示しなければなりませんか?
という質問を随分前に送ったのですが、
いまだ返事ありません・・・
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2009.03.21
2009.04.03
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。