相手によって求める情報は異なる。だから、相手が求めていない情報を余計に盛り込むと、伝えたいことも伝わらなくなる。そこで大切な考え方、情報のS/N比とは。
相手によっては、こちらが「善かれ」と思って盛り込んだ情報が単なるノイズと化してしまうリスクはないか。極端な話、相手が経営者なら「ごちゃごちゃ言わんでええ。それで、なんぼ儲かるねん?」さえはっきりしてればいいのだ。ここをクリアできて初めて「よっしゃ、間違いなく儲かるねんな。ほんで、どないすんねん? だいたいのとこを教えてんか」と話はつながっていくわけだ。
これが実務担当者レベルまで話が下りてくれば、そこでは「で、具体的にはどう進めていったらよろしいんでっか」という細部の詰めが求められる。
ポイントは、相手が求めている情報にいつもフォーカスすること。情報を提供するときには、まず相手を思い浮かべ、求められる情報を絞り込む。そして「こちらが言いたいこと」ではなく「相手が聞きたいこと」で構成を固め、ほんの少しだけ「おっ、すごいやんけ」といわせる要素を盛り込めるようになればしめたものだ。
情報はターゲット別S/N比を考える。コミュニケーションを滑らかにするためのポイントである。
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