費用がとてつもなく高額だってことは誰もが知っているテレビCM。一度、考えてみてもいい時期かと。
知ってもらうことは、確かに、マーケティングの第一歩。
知ってもらわなければ、優れた商品も、価格メリットも、
消費者には何も伝わりませんから、「一気に大量に」が
可能なテレビCMは「早い」手段ではあります。
でも、選択肢が他に登場しました、と言うことが重要。
これまでは選択肢はなかったんですから。
更に、状況は加速して、ちょっと衝撃的なキャンペーンが
今、インターネット上で展開しています。
何が衝撃的かと言うと、単なる動画CMでなく、この場合、
テレビじゃできないってことです。
PCで簡単な操作をすると、自分が父親の気分になって、
娘の成長をハンディカムで記録する疑似体験。
記録した素材を自動編集して、CMチックな動画にする。
親の経験がない人も、おそらくこう思ったでしょう。
「子供ができたら、映像で記録を残したいな」
競合ひしめく市場において、強烈に消費者に刷り込みが
できたんではないでしょうか。
おそらく、この手の映像をテレビCMで流すのは簡単。
森本レオ的なナレーションが後ろでささやきながら。
これまでにもあったはずです。いくつも。
でも、自分で疑似体験してしまったら、印象に残る度合い
は桁違いでしょう。ネットの動画を見るだけでなく、更に
「能動的」にアクションまで起こしているんですから。
テレビCMは変わってないし、進化もしています。
テレビCMが終わったとは全く思ってないです。
でも、他のメディアが上手に使われ始めた今、
「相対的に」どうなの、と言う意見が出るのは当然。
いろいろと考える時期に来ているってことです。
辺りを必死に観察する時期が来ています。
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