大先生に反論をするのはどうにも度胸のいることだけれど、今回ばかりは看過したくないので一言いってみたい。
人員削減は新人採用の手控えや、「派遣切り」などの非正規社員の削減、または若年層の削減などが行われることが多い。しかし、その慣行は大きな間違いだ。
筆者の会社員時代、業績の低下に伴って人員削減が検討されたことがあった。ご多分に漏れず、派遣・契約社員、若年層がターゲットとなった。当時、筆者は部長職にあったがその階層のメンバーは結束が堅く、「切るなら上から切れ」と会社に詰め寄ったものだった。
米国ほどではないが、階層の社員と上級職の社員の給与格差はかなり大きい。上級職員は本当に給与に相当した働きをしているのか。まずはそこから見直すべきであろう。希望に満ちて春を待っている内定者を切り捨てる前に、まずやることがあるはずだと考えた次第だ。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2010.03.20
2015.12.13
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。