iPhoneはケータイのビジネスモデルを変え、プログラマーの生き方までを変えつつある。そして来年にはgPhoneが日本に上陸する。iPhone、gPhoneは従来のケータイとどこが決定的に違うのだろうか。
iPhoneだからこそできたこと、そしてgPhoneは
もちろんシェアウェアでも、あるいは従来のケータイでも同じようにプログラムを作ることはできる。しかし、仮にケータイで使えるソフト開発ともなれば、何十種類もの機種に対応しなければならない。そんなの個人では無理である。程度は違えどパソコンでも同じことがいえるだろう。
ところがアップストアで売る限りは、iPhoneだけに対応すれば良い。
だから一人でもできる。そしてiPhoneだけでも全世界では一千万台以上のユーザーがいる。使える/楽しいソフトなら十分にビジネスとして成立するだろう。これがすごいと思う。アップストアのおかげでAppleは、ユーザーだけにとどまらず有能なプログラマまでも囲い込めるではないか。iPhoneはプログラマたちにも新たな生き方を開いたのだ。
引き続いてアメリカではすでに登場したgPhoneが、いよいよ来年6月ごろには日本でも発売されるという。gPhoneの日本でのキャリアはドコモだからまさかGoogleストア(アップストアのGoogle版ですね)みたいなものができるとは思わないが、さてどうなるだろう。
AppleはiPhone&アップストアで、世界中の優秀なプログラマーに新しい生き方への道を開いた。この仕組みを他にも応用できないものだろうか。能力のある個人が、しがらみに左右されず自分の力だけで世界中を相手に勝負して生きていけるようになれば、これは相当にすごいこと。これもまたAppleが進めている革命ではないのだろうか。
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