教育に携わる人に心がけて欲しいことがあります。 それは 「身近に自分のことを“バカ”といってくれる友人を持つこと」 です。
話を教育者に戻すと、だからこそ教育者は近くに、自分のことを「バカ、何も知らないんだね」と言ってくれる友人を持った方がいいと思っています。
高校までは、学力も優秀な方で天狗だった自分のストッパーは「お前なんてたいしたやっちゃない」と口癖で言う両親でした。
東大生というレッテルを得、誇らしげに思っている頃は「お前東大生とは思えんくらいバカやなあ」と言ってくれるサークルの先輩がストッパーでした。
社会人になってからもいろいろ新しいサービスを立ち上げ、俺ってできるじゃんへへん、と思いそうになったとき、「こっちはお前全然ダメやからなあ」と、「そっちはできる、こっちはできない」の「できない」部分を指摘してくれる先輩社員の存在は貴重です。
教育に携わり、自分より若い相手と向き合う機会が多い僕にとって、「お前はバカだ」とハッキリと指摘してくれる身の回りの人間の存在は、ほんとうにありがたいです。
そしてまた、社会においても、「できない」ことを「できない」とハッキリと指摘する人なり、行為なりというのは貴重に思いたいのです。
褒める行為、欠点を指摘する行為、使い分け、ですね。
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