他人の行為に「なんで」を求めるな。

2008.11.08

組織・人材

他人の行為に「なんで」を求めるな。

寺西 隆行
(株)Z会

先ほどニュース番組を見ていたら、「中小企業への(銀行の)貸し渋り」と題した特集をやっていました。

だからといって、頑張っている人に頑張るな、とも言いませんし、頑張っていない人・部署が正当化されるわけでもありません。これももちろん。

何がいいたいか、といいますと…

◆本当に頑張っている人は「なんでやらないの?」と文句・批判口調になる前に、自分の姿勢で他人に伝えていきます。その人の近くにいる人は自ずと頑張るようになります。

◆人より少しだけ頑張っている人は、「なんでやらないの?」と口に出す前に、自分がもう少し頑張ることで、「やらない人」を動かせるようになった方がいいはずなんです。

行動科学マネジメントですっかりおなじみ、僕もいろいろお世話になっている石田淳さん。教育の世界でもおなじみです。
彼は言います。

「人の行動を促すには2通りしかない。
行動のための動機付けを与えるか、行動の障壁となっているものを取り除くか」

組織の中では得てして「動機付け」にスポットがあてられがちですが…
実際に多いのは「行動の障壁」ではないでしょうか。

だから、「やらない人・部署」を見てイライラするのであれば、その人・部署に動機付けを与えるか、それとも障壁は何かを考えそれを取り除く方法を見出すかー

その方がよほど、(「なんで」を尋ねるより)建設的な解決法へとつながるのではないでしょうか。

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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