プロモーション、広告宣伝領域にもフレームワークは存在します。今回は外資系広告クリエイティブに伝わるフレームワークのご紹介です。
でも、実際にはあまりにせっぱつまった感があったせいか、リアルすぎたのか、ビジネスとしては伸びなかった。
そこで、ちょっと方向性を変えた。「くぅ?ちゃん」が登場するんですが、「くぅ?ちゃん」ありきではないですよ。
お金借りるのもしょーがないよね?、仕方がないよね。そういう言い訳が人がお金を借りるには必要ではないか?というところに、キーフォーカスの右側が変わった。
例えばかわいい子犬に見つめられたら、この子を買ってあげないと・・・。
その例えばで、「くぅ?ちゃん」が出てきますよね。
非常にまともなアプローチです。といったら失礼ですけどね・・・。
これはビジネスに繋がって、アイフルさんは伸びました。アイフルさんはその後、ちょっと取り立てに問題があって、いろいろありましたが・・・。
外資系を礼賛するわけではないですが、こういうアプローチをきっちり踏む外資系代理店には好感が持てます。
最近ましになってきているようですが、日系の代理店はいい加減なプランニング、「おマーケ」と呼ばれるおまけのようなマーケティングのところが多いですね。
メディアを売るモデルだから、プランニングクオリティーなんて求められませんもんね。それはそれでしょーがない、いや、むしろ安定的ビジネスモデルでうらやましいです。
ただ、プランニングをやっていて、もう、かわいい犬ありきとか、落とし場所がもう決めで走るのは、ちょっと嫌いですね。
常にゼロベースで走るのはつらい。でもそのつらさに耐えてこそ、プランニングのプロフェッショナルでは?と思うんですけどね。
仮説は必要だし、落とし場所は要りますけど、意味合いの紡ぎだしをやった上で、アクションに入って欲しいなあ、仮説の落とし場所も概念レイヤに留める誠意が欲しいなあ、と。
ちょっとネガティブになりました。ごめんなさい。
今回はあんまりコンサルティングっぽくないフレームワークを紹介しました。ちょっとマイナーなフレームワークも折に触れて紹介していきますね。
では、次回をお楽しみに。
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2008.10.21
2008.10.26
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。