「人」中心のシステムと言えるか? 実は私の会社では企業にとって戦略的なITシステムを生み出すのにとても有効な考え方であると考えており、 自社サービスを考えたりお客様のシステム提案を考えるときに、自問自答したり社内のメンバーに確認します。
それでは、「在庫管理システム」を提案するときはどうでしょうか。実は「営業支援システム」の提案の際と同様の視点で考えます。在庫管理なんだから、在庫(商品や仕掛品)中心で考えるのが普通なんじゃない?というご意見が聞こえてきそうです。ただし、経験上、在庫管理システムを在庫中心で考えると、そのシステムは業務効率化しか達成できないものになってしまいます。以前の記事で一度ご紹介したこともありますが、ITで業務効率だけを実施するだけではなく戦略的なコミュニケーション可視化ツールとして利用すべきだと考えています。つまり企業における在庫管理の中での登場人物である「原料業者」、「加工者」、「在庫搬入出業者」、「品質管理者」、「お客様」、「営業担当者」などのコミュニケーションを中心にシステムを考えます。
さて、上記例で「営業支援システム」だけでなく「在庫管理システム」でも「お客様」や「営業担当者」をシステムでの登場人物として考えているとことも私たちの特徴です。
人中心にシステムを考えるとはどういうことなのかについてはご理解頂けたんではないでしょうか。ただし、何を実現するために人中心にシステムを考えるのかについてまだ説明が足りないので、ご理解いただけないと思います。それは、近日に公開する本記事後編でご紹介したいと思います。また、上記例で「営業支援システム」だけでなく「在庫管理システム」でも「お客様」や「営業担当者」をシステムでの登場人物として考えているとことも私たちの特徴です。このあたりも後編記事でご説明したいと思います。
2008年9月29日
株式会社エクスマート
代表 後久和宏
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後久 和宏
株式会社エクスマート 代表取締役