「食育」なる考え方が登場し、あっという間に「食育基本法」が制定された。 そして今度は「旅育」だ。
「旅育」は<小学生が、農山漁村で長期の宿泊体験活動>や<田植え体験>などが現在モデル的に行われている内容として紹介されている。「体験型」中心なのは大変結構なことだと思う。
ただ、「旅は何代か?」と考えれば、きっかけさえ与えれば、自身で体験し、何らか自分の中に残るものができるため「旅は一代」ではないかと思う。その意味からすると、せっかくの「体験」があまりに「お仕着せ」にならないようにしてもらいたいのだ。「食」に関しては、あまりに情報が錯綜したり、偽装や隠蔽が横行したりしているので、しっかりとした教育が必要だろう。しかし、あくまで「旅」は本人に任せる部分が大きい方が良いはずだ。「食は三代、旅は一代」なのだから。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2008.09.02
2008.09.13
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。