イマドキの若者は、すごいんだぜ!(後)

2008.08.12

経営・マネジメント

イマドキの若者は、すごいんだぜ!(後)

寺西 隆行
(株)Z会

“イマドキの若者は…” すごいですよ。 若者を信じ、負けないように先人も頑張る。 それが社会の発展につながります。

「客観的判断」
正:自分以外の立場で物事を判断すること、詳:自分の利害関係や個人的な関係・感情を取り除いて判断する、もしくはまったく関係のない立場の意見に基づいた判断をすること。
誤:自分の友達の意見に沿った答え。

「KY」
正:空気読めない、詳:場の雰囲気に従ったTPOに応じた行動が取れないで他人に迷惑をかけること。また場違いな行動をとる人間。
誤:思い通りに動かない人間。

===(引用終了)===

今の大人社会に当てはめましょうか。

<問題>押し付けられた面倒をこなすことが「責任を取る」ことだと思っている。
<大問題>そもそもそれすらやらない人が少なからずいる。

<問題>自分の意見に沿ったトモダチに「ねえねえ、俺って間違ってないよね?」と意見を求め、それを客観性と主張する。
<大問題>そもそも人に聞かない人が少なからずいる。

<問題>組織の中で、自分の思い通りに動かない“変わった人”をKYと評す。
<大問題>そもそも組織(集団)で動こうとしない人が少なからずいる。

もう一度。

さあ、大人の皆さん。
…と言われても「イマドキの若者は…(ひどい!)」なんて言えますか?

今年の大学1年生は、「ゆとり教育」の第一期生と(一般的には)言われています。
先日とあるリサーチ系のメーリングリストで「今年の大学1年生は頑張りやさんが多くない?誰か調べる方法知りませんか?」という投稿があり、「確かにそう思う!」という意見が相次いだこともありました。

「ゆとり教育」は大人が生んだ施策。良い部分もあれば悪い部分もあったでしょう。
一般には「悪い(施策)」と評されている大人たちの声を聞いた子どもに反骨心が芽生え、主体性を持ち、前向きな姿勢を持った子どもたちが育っているのかもしれません。

できの悪い大人、「管理職ができます」しかいえない大人は退場!(笑)
社会を良くして行くのは若い世代。
大人が兜を脱いで、「すごい若者たち」に委ねてもいいんじゃないですかね。どんどん。

イマドキの若者の皆さん、大人なんてたいしたことないですよ。
自らが主体性を持って動けば、自らが社会をどんどん構築できますよ!

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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