新しいドコモのCIの評判がよろしくない。 ソフトバンクの元気に比べると、ニュースがない。 手のひらに、明日をのせて・・・ それが、ほんとに、ユーザーの期待していることなのか・・・考えてみたい。
猫も杓子も、お客様の共感を獲得するために動いてる市場って、
見方を変えると気持ち悪い。健全ではない。
お客様の共感を獲得するのではなく、
「お客様に共感」して見る市場の先に、
「お客様の期待を越える」ようなパブリックな機能やサービスを提示する。
原油高や諸々、市場経済の停滞の原因は、いろいろあるが・・・
すべての企業が「パーソナル化」の方向に縛られすぎているのも一因だ。
健全な「私」の未来は、明るい「公」がなくては、語れない。
新しいドコモに必要なのは、
パーソナル戦略は当たり前にこなしながら、
次の「スーパーパブリックな構想」の提示なのではないだろうかと思う。
手のひらを見つめて、小さな明日を語るのではなく、
手のひらを大空にかざして、大きな未来を見せてもらいたい。
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PR論
2009.11.07
2008.11.19
2008.10.10
2008.07.30
2008.07.17
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。