実用としてのメガネ。おしゃれとしてのメガネ。冨の象徴としてのメガネ。かける人によっていろいろな役割をもつメガネ。「メガネは顔の一部です」メガネ会社の宣伝コピーにあったように、顔の印象をよくも悪くも変えてくれます。
私が子どもの頃、メガネは近眼の人のものでした。
小学生でメガネをかけている子どもは少なく、近眼が進み、メガネをかけて登校してくると違和感を感じたものです。
特に女の子でメガネをかけていると、いじめられる子もいたほどです。
とはいっても、字が読めないのだから仕方がありませんよね。
男の子は黒いフレーム、女の子は赤いフレーム。
まるでランドセルと同じ。
中には、銀フレームをかけている子もいましたが、妙に大人っぽく、不気味ささえ感じたことを覚えています。
しばらくすると、コンタクトレンズが登場。
おしゃれな子は、みんなコンタクトレンズに変えて、がらっとイメージチェンジして急にもてるようになった・・・なんてこともありました。
時代が変わり、最近の男性誌では頻繁にメガネをおしゃれとして取り上げています。
メカニックなフレームが男性心をくすぐるのでしょうか。
一方、女性はどうかというと、ファッション業界の女性が何本もメガネをかけかえるなど、メガネはおしゃれの代名詞でもあります。
ただ、一般的にはまだまだ実用としての印象が強く、メガネを敬遠する女性も多いのが現状でしょう。
メガネ=秀才=ガリ勉=モテない
こんな式がいまだに根強く残っているのかもしれません。
話は変わりますが、知り合いの70代の社長が、鼈甲とゴールドをあしらった80万円ほどのメガネをかけています。
一昔は、男性にとってのメガネは時計や車と同じで、冨の象徴であったとも言えるでしょう。
さて、実用であれ、おしゃれであれ、冨の象徴であれ、顔の10分の1を覆うメガネ。
本人がメガネに求める役割に関係なく、かけた瞬間から顔の印象を変えてしまいます。
顔の印象が変わるということは、人生だって変えてしまうことだって否定できません。
それほど影響力のあるメガネ選びをどうするか。それが重要です。
まずは、メガネが顔の印象に合っていることがポイントです。
もちろん、目指す印象に近づけてくれることも必要ですが、かけ離れすぎると違和感を与えます。
写真は、会社社長のTさん。
顔全体が球体でできています。
優しくおおらかで、親しみやすい印象です。
人柄も気取りがなく、とても温かいハートの持ち主です。
相手を緊張させない雰囲気で、多くの人が周囲に集まってきます。
本人いわく、相手に緊張感を与えない分、初対面で相手にインパクトを与えることも少ないようです。つまり、印象に残りにくい。
そこで、メガネがインパクトをつくる大きな役割を担います。
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2007.06.04
2007.06.09
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役
「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。