今年の夏もまた、ボルヴィックによる「 1L(リッター)for 10L 」キャンペーンが始まっている。 アフリカの「水汲み」から、日々の仕事をどうしたら楽にできるのかを考えてみた。
遊具を回すことが、今まで辛かった水汲みの労働に代わる水を確保するための仕事になると、今まで誰が考えただろうか。
安全な水を確保できるということでは手押し式のポンプと代わらない。
しかし、遊ぶこともままならず、毎日何時間もかけて長距離を重いタンクを持って水汲みに行かされていた子供たちのことを考えると、それが遊具になるということは画期的なことではないだろうか。
「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからなんだよ。」
これは、夜間飛行や星の王子様を著わしたサン・テグジュぺリの言葉。
遊具で遊びながら水が汲み上げられるようになった子供たちは、足下の水資源に気づき、感謝し、辛いばかりの自分たちの生活環境をやっといい場所だと考えられるようになったのではないだろうか。
「変革は大胆に」と思う。
水が必要なのでポンプを設置する。これはとても必要なことだ。
しかし、できればさらにそれが「苦役からの解放」だけではなく、「楽しみ」になるような大胆な変革ができればすばらしいことだ。
我々の日々の仕事や生活の中にも変革の機会は眠っているのだろう。
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2008.07.08
2008.07.18
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。