世の中を一律に見ずに、きちんとセグメンテーション(区分)して、ターゲットを選定する。そして、ターゲットには、その商品を本当に必要とするニーズがあるのかを見極める。ビジネスの世界では極めて基本中の基本だ。・・・だが、残念なことにその基本が忘れられるのがこの国の悪いところのようだ。
「ニーズ」とは、「現状と、理想とする状態とのギャップ(不足状態)」であり、「それを解消するための対象物」が「ウォンツ」である。
<日常生活に支障を来す>不足状態が、全ての対象者にとって、「テレビが見られない」ということなのか。また、必要とされる対象物が「地デジチューナー」なのか。
何度も繰り返すが、世の中を一律に見ずに、きちんとセグメンテーション(区分)して、ターゲットを選定する。そして、ターゲットは、その商品を本当に必要とするニーズがあるのかを見極めること。約50億円、続いて843億5000万円、場合によっては1500億円という巨費を投入する前に今一度検証することを一国民としても切望する。
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2008.07.08
2008.07.13
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。