第一生命保険のアンケートにおいて、男の子のなりたい職業として2位に「学者・博士」が入りました。 “おおっ!わが子が学者になりたがっている!でも今のままの成績では…。やっぱりお金をかけても家庭教師にじっくり面倒を見てもらおう!” 家庭教師は確かに高額で、その分つきっきりで面倒を見てもらえますが…
子どもの学力的な成長を「(将来的には)学者」レベルにまで高めようと心から願うんであれば、他人の関与度、そして、他人を関与させようとする両親の異常なまでの関与度(苦笑)、少ない方がいいですよ、絶対に、絶対に!
もちろん、家庭教師、塾・予備校講師なども良い部分はあります。
何よりも「学習の動機付け」を引き出すことは、通信教育や参考書・問題集ではどうしても弱くなりますから。
一長一短なんですよ。(校外教育に限らずどんなものでもそうですが)
※Z会の小中コースは、アドバイスコールなどを強化していますので、割と離れていても動機付け部分でのフォローもできています。「たまにあるフォロー」という温度感がいちばんいいようですね。
家庭教師、塾・予備校、通信教育、参考書・問題集…
おのおの、良いところと、弱いところとがあります。
すべてのメリットを一つの校外教育にすべて一番を求めようとすることは間違いで、
・子どもの学習状況
・子どもの学習意欲
・子どもの目標
…などに応じて、子どもの弱点を克服できる、あるいは子どもを応援できるのはどの手段か?と冷静に考えた方がいいですね。
※職業柄、もありますけど(苦笑)、僕は自分自身が通信教育だけでしたし、それで希望の大学に合格しましたし、その後の自分自身の成長を考えても「あの時自学自習する姿勢ができていてよかった」と思える自分がいますから、「どれが最も良いか?」と聞かれたら、やはり通信教育になりますねー。
さて、家庭教師の話をもう少し。
今回の記事の中で、現役の家庭教師で、大阪産業大客員教授の八幡義雄氏が「家庭教師を選ぶときの7つのポイント」を挙げていらっしゃいました。
(1)教材販売が目的の業者を見抜く
(2)安すぎる料金にはウラがある
(3)娘の「女性限定」はペケ
(4)学習塾が派遣する教師は禁物
(5)手ぶらで来たらクビにする
(6)3カ月で教え先替える先生選ぶ
(7)契約の際は細かな要望を出す
(1)-訪問販売を兼ねた家庭教師は気をつけたほうがいいですね。
(2)-家庭教師に限ったことではないですが(笑)、そうですね。
(3)-「思春期の子どもとうまくやれる家庭教師の女性は少ない」そうですが、へーそうなんだーという感じ。
(4)-そこまで一概に言えないと思いました。
(5)-「学習ツール」の「手ぶら」という意味らしいですが、確かにあった方がベターですね。
(7)-細かな要望を出すのはベターですけど、この記事をマトモに取ったモンスターペアレントは「細かな要望」を違う意味にとりそう(笑)
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