これからの社会で広がっていく格差は、所得格差でも、学歴格差でも、情報格差でもないのかもしれない。 私は最近、もっと根源的な格差が生まれ始めているように感じている。 思考格差である。
しかし、これは「賢い人」と「愚かな人」の話ではない
ここだけは誤解してほしくない。
思考格差は、頭のいい人と悪い人の格差ではない。
むしろ高学歴で、知識が豊富で、論理的な人ほど陥る罠もある。
自分は十分に考えているという自信である。
ある前提の中で非常に高度な議論をしていても、その前提自体を疑わなければ、思考の範囲は意外なほど狭い。
企業の会議で、優秀な人たちが何時間も議論している。
しかし誰も、
「そもそもなぜこれをやるのか」
とは聞かない。
社会でも似たことが起こる。
経済成長の方法について高度な議論をする。しかし、「何のために成長するのか」は問わない。
AI開発競争について議論する。しかし、「どんな社会をつくるためのAIなのか」は後回しになる。
効率化を議論する。しかし、「生まれた時間を何に使うのか」は考えない。
これは知能が低いのではない。
問いの視座が低いのである。
高知能であることと、高い知性を持つことは同じではない。
ここに、これからの社会が向き合うべき問題がある。
CHANGE
2026.08.25
2026.09.01
2026.08.26
2026.10.06
2026.10.13
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事
富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。
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