若手が「リーダーになりたい」と思える組織をつくるには。 ――時代が求めるリーダーは、ここまで変わった

2026.09.29

組織・人材

若手が「リーダーになりたい」と思える組織をつくるには。 ――時代が求めるリーダーは、ここまで変わった

齋藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

「最近の若手は、管理職になりたがらない」 企業の現場では、そんな言葉を耳にすることが増えた。 実際、若手や中堅社員の管理職志向が低下していることを示す調査は少なくない。EYと立教大学が20~30代の非管理職層2,071人を対象に行った調査では、管理職志向が高い層は4人に1人程度にとどまり、さらに高い人事評価を得ている若手の3人に2人が、管理職志向の低い層に含まれていた。つまり、能力が低いから管理職を目指さないのではなく、むしろ会社から高く評価されている人材の中にも、管理職になることに積極的な意味を見いだせない人が相当数いるのである。

では、本当に若手はリーダーになりたくないのか

ここまで考えると、「若手が管理職になりたくない」というデータも、少し違って見えてくる。

EY・立教大学の調査では、高い人事評価を得ている若手の3人に2人が管理職志向の低い層に含まれていた。しかし、その中の約7割は、自分に十分な実力が備わったり、会社や上司からの後押しがあったりすれば、管理職に挑戦したいと考えている。

つまり、「絶対になりたくない」と言っているわけではない。

さらにマイナビの2025年調査では、実際に現在の役職へ昇進・昇格した管理職の92.5%が、「昇進して良かった」と回答している。課長級、部長級ともに9割を超えている。

ここには、見逃してはならないギャップがある。

なる前には魅力的に見えない。しかし、なってみると多くの人が良かったと感じている。

だとすれば、本当の問題は「管理職という仕事に価値がない」ことではない。

その価値が、若手から見えなくなっていることなのではないか。

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齋藤 秀樹

株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事

富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。

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