頭のモヤモヤやストレスを解消する習慣として、いま注目を集めている「ジャーナリング(書く瞑想)」をご存じですか? 日記が「事実の記録」であるのに対し、ジャーナリングは「今、心にある感情や思考をありのままに書き出す行為」です。ルールにとらわれず素直な気持ちを手帳に吐き出すことで、自分を客観視する「メタ認知」が可能になり、メンタルの安定や仕事の生産性向上に繋がります。
ジャーナリングは「今、何が問題か」「本当の優先順位は何か」を言語化するプロセスでもあります。日常では、本来やるべきことを邪魔することばかりです。ジャーナリングを継続することによって、迷わず「大切なこと」に向き合うことができるようになるでしょう。
手帳を活用したおすすめジャーナリング
・吐き出し
手帳のメモ欄(できればデイリー・ページ)に、毎日5〜10分、頭に浮かんだことを、まとめたり、きれいに書こうとせずに、そのまま手帳に書き出します。たとえば、「Aさんのメールの内容が何か気になる。おかしなことを書いたのか?」「また部長に怒られた。何も悪いことしていないのに、きっと部長も専務に怒られたのだろう。いいかげんにしてほしい」など、素直な気持ちで書き出してください。見直す必要もありません。それだけで、人はすっきりするものです。
・ポジティブ日記
1日の終わりに「良かったこと」「嬉しかったこと」「感謝したこと」を3つだけ書いてみましょう。小さなことでも良いので(むしろ小さなことが良いでしょう)、思い出して書きだします。継続することで、自然とポジティブなことに目が向き、自信につながっていきます。
たとえば、「今日タスクが片付いた」「協力会社のBさんから励まされた」「Aさんからお土産をいただいた」など、意外なほど、良いことは起きているものです。
・深掘り分析
少し高等テクニックになりますが、自分が不安に思ったことやストレスに感じたことに対して、「なぜそう感じたのか?」と原因を探っていくものです。たとえば、「今日のフィードバックにはイライラした」ことに対して、(なぜ?1回目)「必ず難くせをつけてくる」(なぜ?2回目)「自分の存在感を示したいのだろう」(なぜ?3回目)「純粋に良いものにしたいという気持ちの表れかもしれない」と深掘りすることができれば、そのフィードバックに対しても素直な気持ちで対処することにつながるかもしれません。
継続するためには?
手帳はジャーナリングにふさわしいツールです。常に手元においていますし、気持ちに揺らぎが出たときすぐに書き込むことができます。
できれば、1日1ページ以上の手帳を使うようにしましょう。タスク欄やノート欄に「ジャーナル」コーナーを設ければ、よりシステマチックに進めることもできます。手帳の良さは、スケジュールやタスク、メモと同時に俯瞰できることです。その日のスケジュールやタスクにジャーナルが重なることで、「どのような仕事をしたときに、どういう気持ちになるか」を自分なりに整理することもでき、次の仕事に向けて準備することができます。また、集中したい仕事がある場合の対策などもわかってくるでしょう。
帰りの電車の中、寝る前、朝デスクについたときなど、できれば時間を決めて手帳に向かい合いましょう。きっと、手帳が手放せないパートナーになっていくはずです。
さらに詳しく知りたい人はこちらをご覧ください
https://www.franklinplanner.jp/#c_fpl
関連記事
2009.02.10
2009.10.27