アマゾンが秘かに進める革命

2008.04.16

経営・マネジメント

アマゾンが秘かに進める革命

竹林 篤実
コミュニケーション研究所 代表

今どきのネットユーザーでアマゾンの名前を知らない人は、ほぼ一人もいないだろう。では、アマゾンが狙っていることは何だろうか。アマゾンが秘かに、しかし着実に進めているもの、それは革命ではないか。

ユーザーの目がアマゾンに慣れてしまえば、アマゾンのサービスが
ネットで買い物をするときのデファクトになる。これこそがアマゾン
が究極的に狙う革命のゴールだろう。そして、この秘かな革命が完全
に成就したとき、アマゾンに勝てる流通業がまだあり得るのかどう
か。5年後のアマゾンでは、何を売っているだろうか。

ひと頃「Googlezon」なる未来予測ビデオがネット上で流行ったこ
とがあった。2008年にGoogleとAmazonが合併してできるとされる
架空の企業の話だが、これがあながち冗談ではないようにも思える。
仮にアマゾンとGoogleが合体したとき、それがどんな企業になるの
か。これを仮想敵として自社のビジネスを考えることは、とても有意
義な思考訓練になると思う。

※参考資料
この記事は『「売れる仕組み」に革命が起きる』石塚しのぶ著を参考
にしました。

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