日本でのスタートアップは、海外と比較すると少ない状況ではありつつも、過去10年間で大きな発展を遂げているようです。直近のスタートアップ向け投資額は約8000億円に上り、10年前と比較して約10倍に拡大していると言われています。 国をあげての取り組みもあって、ようやく、活況を見せつつある日本のスタートアップですが、ここでは、スタートアップを考える、あるいは実際に動き出している人たちの時間管理について考えてみたいと思います。
日本でのスタートアップ*は、海外と比較すると少ない状況ではありつつも、過去10年間で大きな発展を遂げているようです。直近のスタートアップ向け投資額は約8000億円に上り、10年前と比較して約10倍に拡大していると言われています。
国は、2022年11月「スタートアップ創出元年」宣言を受けて、「スタートアップ育成5か年計画」をまとめ、5年後の 2027 年度に 10 倍を超える規模(10 兆円規模)とすることを目標に掲げて、官民一体で取組を進めていくとしました。また、将来においては、ユニコーンを 100 社、スタートアップを 10 万社創出することにより、日本がアジア最大のスタートアップハブとして世界有数のスタートアップの集積地になることを目指すとしました。
*革新的な技術やアイデアを強みに、新しいビジネスモデルを構築して成長を目指す企業や組織、プロジェクト
国をあげての取り組みもあって、ようやく、活況を見せつつある日本のスタートアップですが、ここでは、スタートアップを考える、あるいは実際に動き出している人たちの時間管理について考えてみたいと思います。
スタートアップを考える、あるいは始めている人は、会社勤めのビジネス・パーソンと比較すれば、やることは山のようにあり、いくら時間があっても足りないという状況でしょう。そういう意味では、もっとも時間管理の技術が必要とされる人たちだとも言えます。
そこで注意しておきたい時間管理上のポイントを紹介します。
【ビジョン】
・ビジョンや目標は必ず言語化して書いておく
スタートアップを考えているということは、ビジョンという意味では、ある程度のものをすでに持っていると思います。現在の仕事の延長線上かもしれませんし、まったく新しいビジネスへの挑戦かもしれません。
大切なことは、必ず言語化し、文章にしておくことです。自分が目指しているのはどのような状態か、何が達成できればゴールと言えるのかについて、書き留めておきます。そして、毎日眺め、修正、追記、補足を繰り返していきます。この作業が、新しい戦略へとつながっていきます。
・方向性を見失わないためのガイドラインを明確にする
ビジョンの実現のためには、いろいろな計画が必要となります。どのようにビジョンに向かうのかを考えるわけです。この計画は成功のためならなんでも良いかというと、そうではありません。目標達成のために、手段を選ばずに実行してしまうと、あとで大きなトラブルになることもあります。
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