読んでみて、事業会社時代にマッキンゼー出身の上司に毎日夜中までこき使われていた時に、彼に感じたパワーと同じようなパワーを感じました・・・。この人も海の水を全て沸かすんだ!と言いつつ、自分で海の水を全て沸かしきるタイプの人かもしれないな、と思いました。
そして、頭から、情報を外の世界に出す矢印を書いて、出力チャネルと、出力スキル、などを書くのが、「第4章:効果が10倍になるアウトプットの技術」です。
そして、スティックピクチャーの体の部分の領域を指定して、エンティティを下のほうに、引っ張って、「第5章:知的生産を根底から支える生活習慣の技術」の内容を書きますね。
そして、スティックピクチャーの絵から手を伸ばして、不特定多数の人と握手している絵を描いて、「第6章:自分の力が10倍アップする人脈作りの技術」を書くんです。
最後に、たくさんの技術というか、アクションが、真ん中に書いたスティックピクチャーを中心にして書かれたので、そのアクションで始め易さを評価します。エンティティは、右のほうに書けばいいと思います。おそらく「実行の難易度」「効果」の2軸で優先度をつけます。クリティカルな5つをリスト化して記述します。その内容が「最終章:今日の5つの新しい行動から、明日を変える!」ですね。
一応、A3の紙で1枚の絵にできるフレームワークがあると思います。興味がある人は、自分で書いてみてください。
一番左の領域が「考え方」の領域。真ん中が「新・知的生産術のフレームワーク」、右側が「すぐにやれるアクション」に分かれますね。
真ん中のフレームワークの中身は少し複雑ですけどね・・・。
ただ、こういうのを書いて、人に見せるのは、相手への伝わり方を評価してからが望ましいですね。
できれば、見せないで伝えられるほうがいいと私は思っています。
全体像を描いて、提示するのはダサダサだとも思っています。
「図解の技術」が流行して、なんでもかんでも図解するのがいいんだ、と思っているのでは?というふうに見える人がいますが、それは妥当ではないですね。
1枚のチャートで表現できますが、この本の情報量は本当に大量です。それを一気に流し込んでくるので、すごいパワーを感じますね・・・。その海の水を1人で沸かせそうなパワフルさに脱帽です・・・。
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2008.08.17
2008.08.29
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。