年がかわると新たな目標を立てるという人は少なくないでしょう。 しかし、三日坊主の代名詞ともされるほど、新年の目標を実現させるのは難しいようです。 ある調査では、「達成できた」が19%、なんと42%の人が「覚えていない」と答えたそうです。それほど達成が難しい新年の目標(抱負)ですが、どうすれば実現に近づくことができるのでしょうか。
年がかわると新たな目標を立てるという人は少なくないでしょう。
しかし、三日坊主の代名詞ともされるほど、新年の目標を実現させるのは難しいようです。
ある調査では、「達成できた」が19%、なんと42%の人が「覚えていない」と答えたそうです。それほど達成が難しい新年の目標(抱負)ですが、どうすれば実現に近づくことができるのでしょうか。
目標達成の可能性を考えた場合、大きく分ければ、目標自体の難易度、実現への壁の高さという面と、自分自身の問題、やる気やスキルという二つに分類できそうです。
目標は現実的か
目標自体が難しすぎれば、当然、実現の可能性は低くなります。新年の抱負という意味では、ついつい大きな目標を掲げがちになるのかもしれませんが、実現できない状態が続いてしまうと、できないことに慣れてしまい、あまりポジティブな気持ちにはならなさそうです。
できれば、小さな階段でも良いので、まず1段上がることが必要だと思われます。
実現可能な目標を設定するには、自分のレベルを的確に把握する必要があります。数値で測れるものであれば、現実とのギャップは分かりやすいですが、「コミュニケーションのスキルを上げる」、「家族とのだんらんを増やす」といった数値化できない目標は漫然となりやすく、達成したかどうかも分かりにくいものになります。
「今△△△の状態を〇〇〇な状態にする」という目標にすれば、現実との対比が明確なため、あまりにも高い目標は設定しづらくなります。現実のレベルと目標のレベルが明確なことによって、対策も立てやすくなるでしょう。
「from○○~to○○」の図式で覚えておくと、目標がわかりやすく、すっきりします。
目標を小さく刻む
目標の実現に向けては、何かひとつのステップの達成があれば、思考が前向きになり、さらに次の達成へと進むという面があります。「できる」という自信から次に向けての意欲が湧き、また何かを達成し、実現できることが増えていくという好循環になるということです。「進捗の法則」とも呼ばれるこのセオリーは、人はなんらかの進捗があると満足感を得て、次のステップへのモチベーションも上がるとされています。
こうした心理的な要素をうまく利用することができれば、大きな目標に対しても「進んでいる感」を得て、目標達成に向かって進むことにつながりそうです。
仮に大きな目標を設定したとしても、第一ステップ、第二ステップと目標をできるだけ小さく刻むことが、目標達成に近づく方法です。
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