多くの人は、「周囲が変わらないから結果が変わらない」「相手が良くならないから結果も良くならない」「あの組織ではどうにもならない」など、結果が変わらないのは「自分のせいではない」と、原因は「自分の行動の責任」ではないと思ってしまうのではないでしょうか。 しかし残念なことに、現在の結果は、偶然出たものではなく、自分の行動の結果、必然的に出たものです。結果がどうであれ、現在の結果は、自分の責任であることを理解しておかなければなりません。
年が新たになると、新しい目標や決意をする人も多いと思いますが、1年を振り返り、「また同じような1年を繰り返してしまった」「何も変えることができなかった」「現状維持の1年だった」「チャレンジはしたけどうまくいかなかった」など、必ずしも十分な結果を出すことができなかったと考える人も少なくないでしょう。
現在の結果は、自分の行動の結果、必然的に出たもの
結果を変えることは大変なことです。現状を打破し、これまでとは異なる結果を得るためには、本当にいろいろな変化が必要です。自分の行動によって、周囲を動かさなければならないからです。
ただし、ここで多くの人は、「周囲が変わらないから結果が変わらない」「相手が良くならないから結果も良くならない」「あの組織ではどうにもならない」など、結果が変わらないのは「自分のせいではない」と、原因は「自分の行動の責任」ではないと思ってしまうのではないでしょうか。
しかし残念なことに、現在の結果は、偶然出たものではなく、自分の行動の結果、必然的に出たものです。結果がどうであれ、現在の結果は、自分の責任であることを理解しておかなければなりません。理屈としては誰でも理解していることなのですが、いざ自分のこととなると十分に納得できている人は少ないかもしれません。
ここ1年間の手帳やスケジュール管理のアプリを確認し、予定やタスク、活動をよく見てみましょう。できれば、自分が誰に対して何をしたかという行動レベルまで振り返ってみましょう。
自分の行動を冷静に振り返ってみると、意外なほど自分から能動的に行動を起こしたことが少ないことに気がつきます。おそらく、大半の行動が「上司からの指示」「お客さんからの指示」「いつものルーティンワーク」のどれかではないでしょうか。
つまり、「行動が変わらなければ結果は変わらない」と理解していても、実際に自ら行動を変えようとした人は少ないのではないでしょうか。
この状態で結果が変わることを望むのは、奇跡的な偶然が重ならない限り難しいことです。そして何を望むかと言えば、「上司からの指示」「顧客からの指示」「部下の行動」が変わることを望むわけです。
タイム・マネジメントの観点から見れば、自分でコントロールできることは、自分の考えと行動だけです。上司、顧客、部下の行動をコントロールすることはできません。できるとすれば、あなたの行動によって影響を与えることでしょう。
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