適切な目標を設定できたら、次は目標の達成に向けてタスクを設定していくことになります。 タスクを設定する際に参考にしたいフレームに、「HIROEN(ヒロウエン)」があります。それほど知名度は高くありませんが、業務効率化や生産性向上のためのタスク・マネジメントのツールとしては秀逸であり、コロナ禍を経て、改めて見直してみたいフレームワークです。
R:Request(依頼する)
仕事は一人で完結できるものはほとんどありません。この後出てくる「Operation」自分で何かを作業する場合、事前に誰かに依頼しておかなければならない仕事が大半のはずです。商品企画に所属しているならば、見積りの依頼やテストマーケティングの依頼、デザインの依頼など、自分の作業の前に依頼しておくことはたくさんあります。
自分ではできない依頼事項には何があり、いつ行うのかを定めることは、計画には必須の事項です。
O:Operate(作業する)
ほとんどの人の「タスク・リスト」には、この「Operate」の内容が列挙されているはずです。作業のなかでももっともわかりやすいタスクだからです。
通常は、この自分の行うべきタスクをこなすことができれば、仕事として最低条件はクリアすることになります。ただし、この「Operate」では、時間とクオリティが問題となります。最初に紹介した「Hear」によって期待されていることを確認した上で、必ず時間内に提出する必要があります。まさに、タイム・マネジメントの世界です。
E:Examine(調べる)
「Examine」とは、調べる、観察するという意味ですが、仕事においては、「内容を精査する」「事実をつかむ」「理由を分析する」といった意味として捉える必要があると思います。
たとえば、自社製品の売上が悪く、至急、拡販計画を出す必要が出た場合、やみくもに案を出すだけではなく、そうなった理由を調査し、分析し、仮設を持った上で、アイデアをまとめることが必要になります。
ある意味、ここがビジネスセンスの発揮どころだと言えるでしょう。
N:Negotiate(交渉する)
「Negotiate」は、いわゆる「交渉」という意味ですが、仕事的には、「うまく切り抜ける」「折り合いをつける」といった意味も含みます。
ビジネスにおいては、すべてのことがある意味競争です。「良い商品をつくる」「良い企画をつくる」ことも重要ですが、その商品や企画を通さなければなりません。
自分の仕事の結果を最大限にするためにも、「Negotiate」の場をあえてつくることも必要となります。日本人ビジネス・パーソンが苦手としているスキルかもしれませんが、進めてきた仕事が無駄にならないためにも交渉は必要です。
優先順位
紹介した「HIROEN」の6つのタスクをよく見ると、自分の力でなんとかできるのは、Operate(作業する)とExamine(調べる)だけだと分かります。
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