タイム・マネジメントは通常、個人の生産性を上げるため、あるいは目標達成に向けて最短コースでたどり着くための手法となるため、ときによっては、「他人のことはお構いなしに」「それは私の仕事ではない」「自分の利益にならない」などといった状況になってしまうことがあるかもしれません。 結果、周囲の状況を考えずおかまいなしに行動し、「自分勝手」な印象を与えてしまうこともあります。 そうした考えと行動を繰り返してしまうと、組織の活動や社会の一員として仕事をしていくために、もっとも大切な周囲の人たちからの「信頼」を壊しかねない事態となってしまう可能性があります。 「信頼」されるビジネス・パーソンになるためには、どのような毎日の行動(タイム・マネジメント)が必要なのでしょうか。
タイム・マネジメントは通常、個人の生産性を上げるため、あるいは目標達成に向けて最短コースでたどり着くための手法となるため、ときによっては、「他人のことはお構いなしに」「それは私の仕事ではない」「自分の利益にならない」などといった状況になってしまうことがあるかもしれません。
結果、周囲の状況を考えずおかまいなしに行動し、「自分勝手」な印象を与えてしまうこともあります。
そうした考えと行動を繰り返してしまうと、組織の活動や社会の一員として仕事をしていくために、もっとも大切な周囲の人たちからの「信頼」を壊しかねない事態となってしまう可能性があります。
「信頼」されるビジネス・パーソンになるためには、どのような毎日の行動(タイム・マネジメント)が必要なのでしょうか。
誠実、意図、力量、結果
現在のような複雑化した仕事の成果を上げるには、周囲の人の協力は不可欠です。小さな仕事や限定的な仕事であれば、一人でなんとかなるかもしれませんが、自分一人のスキルやネットワークは限定的です。組織や顧客が求めるプロジェクトや大きな仕事の結果を出すには、多くの人たちのスキルや能力、情熱、行動が必要です。
周囲の人たちからの手助け、協力を得るには、何よりも自分自身が信頼される人物(信頼に値する人物)であることが必要です。
その信頼される要素として「7つの習慣」では、信頼性(信頼されるための度合)は「人格と能力」によって成り立ち、どちらが欠けても信頼されることはないとしています。また、『スピード・オブ・トラスト』の著書スティーブン・M・R・コヴィーは、人格は「誠実さ」と「意図」、能力は「力量」と「結果」から構成されているとし、この4つを「信頼性の4つの核」と呼んでいます。
実際、組織の一員として誰かを採用したいと考えたとき、人格面では、「その人は誠実な人だろうか」「何を目的に仕事に取り組むのだろう」、能力面では、「どんなスキルを持っているのだろうか」「これまでどんな成果を出してきたのだろうか」という4つの点を確認するはずです。
自分自身の信頼性を高め、信頼されるに値する人物に近づくためには、まずこの自分自身についての「4つの核」を意識することが大切です。
これを日々のタイム・マネジメントに落とし込みながら、活動計画を立て、日々実行することが必要です。
まず、「誠実さ」は、仕事に対するミッション・ステートメントや価値観を見直すことで確認できるでしょう。まだ書いていない人は、いい機会になりますので、仕事を行う上で大切にしたいことは何か、仕事を通じて何を実現したいか、あるいは、周囲からどのようなビジネス・パーソンとして見てほしいか、についてじっくり考えてみましょう。普段の仕事への向き合い方に変化が生まれるかもしれません。
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