スーツの色で好印象の「外見印象」の作り方

2023.05.16

仕事術

スーツの色で好印象の「外見印象」の作り方

唐澤 理恵
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役

新入社員の入社、異動、昇進など新たなスタートを切られた方や昇進して初めて部下をもつ方、新しい上司のもとに配属された方多いのではないかと思います。 そんな方は特に、ぜひこちらの記事を最後までご覧ください。

新入社員の入社、異動、昇進など新たなスタートを切られた方や昇進して初めて部下をもつ方、新しい上司のもとに配属された方多いのではないかと思います。

そんな方は特に、ぜひこちらの記事を最後までご覧ください。

今回は、上司・部下それぞれの立場の服装について取り上げます。


ある男性ファッション誌のアンケート調査によると、「上司が部下に着てほしいスーツの色」は、

1位 ネイビー:54%
2位 チャコール:26%
3位 グレー:11%
4位 黒:9%

という結果で、ダントツでネイビーが1位でした。

重要な商談に同行させる部下の「外見印象」は、上司にとってみれば本人以上に大切なものです。
上司は、部下に「若々しいリフレッシュさ」「信頼感、清潔感」のあるブルー系の装いを望んでいるのです。

ここで、黒が9%しか選ばれないことを意外に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
黒は一見、目立たないように思いがちですが、実は非常に目立つ色です。

ですから、ビジネスシーンで、特に相手のある場合には全身に使うことは避け、靴やベルト、バッグなど周辺の基本アイテムに持ってくると、控えめで落ち着いた印象を与えます。

デキる部下を連れているという印象は、上司の管理能力の評価にもつながります。
そんなときに望まれる外見を知ってバッチリ決めれば、上司の評価はそれだけでグンとアップすること間違いなしです。

さて、上司が部下に求めるのと同様に、部下も上司にこうあってほしい、と思っています。

株式会社リクルートキャリアがインターネット上で行ったアンケートでは、「上司の服装でガッカリするシーンは?」という質問に対して、女性の部下はこのように回答しています。
※複数回答、上位3つを抜粋

1位 服装がシワシワ/ヨレヨレだったとき:57.4%
2位 服が汚れているとき:43.8%
3位 同じ服装を続けて着ているとき:28.3%
(割合は若干違いますが、男性の部下も同様の回答順位です)

また、「上司の服装について、以下の項目でどの程度求めているか?」という質問に対しては、女性の部下はこのように回答しています。
※上位3つを抜粋

1位 清潔感がある:89.1%
2位 年相応な感じがする:79.8%
3位 落ち着いた雰囲気がある:78.3%
(割合は若干違いますが、男性の部下も同様の回答順位です)

・・・つまり、
上司は部下に「デキる部下らしい」外見を、部下は上司に「デキる上司らしい」外見をお互いに求めているということです。

服装がシワシワ・ヨレヨレ、汚れているなんてもってのほか。
まずはお互いに清潔感・信頼感がもてる服装を心掛けましょう。

また、自分よりポジションが上の方と同席や面談をするときには、自分の服装に「相手を立てる」心づかいも必要です。

黒やグレーなどをおしゃれに着こなせるのはよいのですが、「上司あるいは部下が何を求めているのか」「商談の相手が何を求めているか」「それにふさわしい色は何か」を意識して、色を上手に味方につけて外見印象をつくっていきましょう。


Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

唐澤 理恵

株式会社パーソナルデザイン 代表取締役

「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。

フォロー フォローして唐澤 理恵の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。