好きこそものの上手なれ

2022.12.29

仕事術

好きこそものの上手なれ

大野 亜希子
イデア・ヴィスタ株式会社 代表取締役

顧客獲得は、どの店舗、企業にとっても常に課題です。そしてそのため、さまざまな施策を講じます。マーケティングや商品の開発、広告宣伝等も、重要な施策です。しかし、常に顧客に支持され、愛され続ける店づくりの根本は、自分の仕事を心から楽しんでいるかが、とても重要であるという本質的な内容をお伝えします。店舗に限らず、企業そして、個人の営業成績にも大きな影響を与えます。 ぜひお読みください。

当然売上・契約などの結果として成果が出ます。
何より、好きという思いが、お客様にも伝わる力は非常に大きいのです。

そしてもうひとつ、楽しんで仕事をすると結果につながる理由があります。

それは、

目の前のお客様にどうしたら楽しんでもらえるか、
もしくはどうしたら、お客様の役に立てるだろうそんなことを第一に考えているのです。


大将は恐らく売上という結果を第一には考えていなかったでしょう。
売上はきっと「お客様を楽しませ、最高の時間にする」の次です。


また、私自身の経験と重ね合わせても、お客様と楽しい時間を共有した時ほど売上に繋がっています。

大将のエピソードであれば、日頃から自分なりに工夫をしていて、ひとりひとりに合わせた接客をしているのがそれです。
もちろんマニュアルなど一切ありません。

仕事が好きであれば、苦し紛れに結果を出す、ではなく楽しんだ結果、成果につながるのです。
それが今よく世間で言われている、好きな事を仕事にするということです。

結果的にストレスも感じにくくなり、職場である多少のイヤな人間関係さえも耐えられるものです。


「好き」の一言には、無限の可能性が秘められています。
そのひとつの事例が、今回取り上げた鮨屋の大将のエピソードなのです。

仕事が好きと言えるようになるには

「自分の仕事が好き」と言えるようになるためには、次の3つが大切です。

  • 仕事に就いていられていること今ある環境、恵まれていることに感謝する
  • 毎日、学びの連続であることに気付いて、成長する
  • とにかく、お客様、職場でありがとうと言われる回数を増やす

もちろんこれは一例です。

自分の仕事を好きになるために大切なのは、「仕事をしていて楽しいと思える時はどんな時か」を具体的な場面で思い出してみることです。

そして、それを自身の中の成功体験に置き換える。どんな小さなことでも構いません。
その積み重ねが、仕事の成果となるのです。

この仕事をしていて良かったと思える部分を書き出して増やしていくなどをしてみましょう。

1日5分でも構いません。

お客様や上司、先輩にありがとうと言ってもらえる場面を増やしていくと、自然と仕事が好きになるかもしれません。

そして、感謝してもらえる場面を増やすにはどうしたら良いかを考え、毎日の行動目標に落とし込んでいく。
行動目標にすることで、今まで目を向けたことがなかった仕事の好きな一面が見えるかもしれません。

今まで気づけなかった些細なことでも、楽しい、好きと思える一面があるはずです。

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大野 亜希子

イデア・ヴィスタ株式会社 代表取締役

顧客心理の専門家/ /売上向上専門家 /一般社団法人 日本経営士会 経営士補 /日本プロフェッショナル講師協会 認定講師  https://www.idea-vista.info/  売上にお悩みなら、お声がけください。 売上アップ、人材育成、組織の活性化の支援を 貴社の課題から最適な改善策で提案しています。 若手が自ら考え行動する「辞めない」育成と、それを支える仕組み作りを通じて、 成果につながるまで経営者のみなさまともに歩む、伴走支援をしています。

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