かつて経団連ルールと言われた「3/1就活広報解禁」は、今、文科省ルールと名を変えましたが、就活学生にとっての最も大切な日であることに変わりありません。一方、すべての応募が上手く行く学生などほとんどいる訳ではなく、誰もが苦戦するのが就活です。今、何をもって自身の進め方を顧みるべきか考えます。
ベスト100などではない、B2B中心にしっかり企業を絞り込んで、あわよくば宝くじ銘柄で数社、超有名・超人気企業も混ぜておく程度のポートフォリオを組めるセンスがあるなら、十分成功の可能性があります。
4.自分の就活戦略の検証
しかしES落ちが連続するなど、自身を失いかけている人もいるでしょう。私は3~4社連続でES落ちした場合は、自分の就活の進め方・戦略が正しいのかどうか検証すべきと思っています。
これは自分一人では無理なので、ぜひ大学のキャリアセンターの相談を利用しましょう。相談員の先生なら、ビジネスの仕組みや採用の構造といった経営者目線でアドバイスがもらえると思います。
こうした他人の目で自分の戦略を見直すのは、早ければ早いほど効果があります。逆に4月が終わり、連休明けくらいにやっとキャリア相談に来ても、もはや選択肢は3月の1/100どころか下手すれば万分の1以下でしょう。
ぜひ今、就活がなかなか上手く進まないと感じるのであれば、ぜひ他人の目で振り返りましょう。ただしビジネスのことを知らない人=学生や社会人数年しかやってない人ではなく、経営者視点を持ったキャリア相談の先生など、プロの意見を聞いて下さい。
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2015.07.17
2009.10.31
株式会社RMロンドンパートナーズ 東北大学特任教授/人事コンサルタント
芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。