コロナがやってきてからというもの、研修・スクール業界は、すっかりオンライン一色となりましたが、このところ特に勢いがあるのは、「オンライン学習のC to C ポータルサイト」です。中でも特に私が注目しているのは、Udemy(ユーデミー)。この記事では、その特徴を紹介します。
コロナがやってきてからというもの、研修・スクール業界は、すっかりオンライン一色となりました。
私のところにも、「この研修をオンライン化したい」「講座のオンライン配信がしたい」という相談が非常に増えてきています。法人研修の一定比率はオンラインに移行し、今後ともオンラインで定着しそうです。
そしてこのところ特に勢いがあるのは、ココナラやUdemyといった、「オンライン学習のC to C ポータルサイト」です。
C to C ポータルサイトというのは、メルカリのように、消費者同士が直接売買のやりとりができるポータルサイトのことで、仲介するポータルサイトは手数料で儲けます。
中でも特に私が注目しているのは、Udemy(ユーデミー)です。
ご存じでない方も多いかと思いますが、よろしければUdemyで検索してみてください。
Udemyは、米国発祥のオンライン学習プラットフォームで、既に世界中で5,000万人以上の利用者を抱えています。つい先日、2021年10月29日にナスダックで上場しました。日本でもベネッセが資本参加してサービスを本格展開しており、日本人講師による日本語で受講できる講座も多数アップされています。そして、既に人気講座には数万人の受講者がついています。
講義動画を撮影してアップすれば、簡単な審査を経て誰でもすぐに講座を販売できるのが特徴で、グローバルでは既に数百人が10万ドル(日本円でおよそ1千万円)以上の収入を得ており、中には年収が100万ドル(日本円でおよそ1億円!)を超える講師も居るようです。
講座が売れると、その販売パターンに応じて講師にロイヤリティが入ります。
2021年11月現在、人気の講座は主に、ITスキルやプレゼンスキルといった、ビジネスやキャリア形成に直結する講座です。この傾向はグローバルでも、日本でも同じようです。
ココナラやストアカといったC to Cサービスが、オンラインライブ講座の仲介であるのに対して、Udemyは動画の販売なので、一度講座をアップすれば、あとは何もしなくてもロイヤリティが入ってくるところにうまみがあります。
いわゆる「ストックビジネス」が誰でも簡単に作れるのです。
これまで、動画で儲けると言えば、ユーチューバーがもてはやされてきましたが、今後は「Udemy講師」が新たな注目を浴びるでしょう。
講師業のあなた、手に職のあるあなたは、講座の動画化、そしてUdemyでの講座販売、トライしてみてはいかがでしょうか。
※今後、オンライン講座のマーケティングやトレンドに関する様々な発信をしていく予定です。よろしければフォローをお願いします。
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2009.10.27
2008.09.26
株式会社オンユアマーク 代表
1978年 静岡生まれ。立教大学経済学部卒業後、オンライン講座配信などを手掛けるHRテックベンチャー企業に就職、マーケティングや営業を担当。 その後、人材教育企業に転職し、企業研修のマーケティングや企画営業などに従事する。 2010年独立し、株式会社オンユアマークを設立。カルチャースクール「和の大学」では、Facebookページのみで、初年度600名以上の集客に成功。以来、Facebookページを使ったマーケティングの講師としても活動を始める。 現在、フリーランスの講師や小規模スクールがオンライン講座を制作、配信するためのスクールやコンサルティングなどの各種支援を行っている。