日々の努力は、出世に向けて報われるのだろうか。 出世するためには、仕事ができて結果を出せばいいのだろうか。
本当に仕事ができて忙しい人は、社内の人脈づくりや仕事外の付き合いに使う時間などないし、使うつもりもない。
仕事ができる人は、すぐに転職する?
仕事とは、ある意味普遍的なので、ある仕事ができる一流の人は、別な仕事をしても一流である可能が高い。
その仕事が仮に職人的な仕事だとしても、何もその会社を通して仕事をする義務はないのだから、別の組織として、そのソリューションを提供してもまったく問題はない。
(特許や著作権の所在がどこかというのは、よく裁判になったりする)
だから仕事が本当にできる人は、つまらない組織にいる必要はまったくなく、そんな組織のなかで出世したところでたかが知れていることを十分にわかっている。
結局、仕事ができる人は、さっさと転職する。
ただし、勘違い野郎は失敗する
自分が成果を出し、「俺はこんな組織にいるような人材ではない」と勘違いするビジネスマンも、これまた多い。この手のビジネスマンは、普段から不平不満を口にしている。今の自分で甘んじているのは、上司と組織のせいというわけだ。
組織の力というのはあなどれないものだ。組織だからこそ、仕事が生まれ、利益が生み出される。
最近は、コンプライアンスの観点から、新規の取引にもかなりの時間と労力をかけ、「信用度合」を調査する。そうしたハードルを乗り越えてきたところだけが、現在生き残っている。
今の給与がもらえているのは、会社のおかげであることを完全に忘れ、転職や独立したはいいものの、その後、痛い目に合うことになる。
自分自身のビジネス戦略をどう描くか
結局、自分がどういう道を選ぶのか、自分で決めるしかない。
自分の仕事のスタイルは、自分で決めよう。
成果や実績、ビジネススキルとは関係なく、現在の組織に生き続け、出世という階段を上るという戦略も立派な戦略であり、誰からも文句を言われることはない。ただし、その場合、求められる能力は、誰に引き上げてもらうかによるし、状況によっても異なる。その嗅覚を磨くのは、たやすいことではないし、周囲の決めたレールに乗っても。そのレールが未来に続いているのかどうかは、わからないし、保証もないことは、理解しておかなければならない。
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