6月に入って国民の耳目を集めた“年金だけでは老後は生きていけない問題”。 テレビのワイドショー、新聞、雑誌で喧々囂々(けんけんごうごう)伝えられているが、事の発端は「老後2000万円不足」をまとめた金融庁公表の報告書だ。
両者を比べてみると、以下のような特徴がある。
このほかにも資産形成に有利な積立制度はさまざまだが、その利用者は一部にとどまっている。
多くの方がご存じの通り、「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ)」は、金融庁などの国が始めた資産運用制度。今回の「年金だけでは老後は生きていけない」という金融庁の報告書には、これらの積立制度を活用しないとあなたの老後は破綻しますよ、という警告メッセージが秘められていたことにほかならない。
いずれにせよ、年金だけでは老後の生活を支えていくのは不可能である、という考え方をもっておくことに越したことはないようだ。「老後2000万円不足」は、何らかの方法で手元の資産を殖やしていかなければならない……という考え方を、国民に提示するいいきっかけになったことは明らかだろう。
≪記事作成ライター:三浦靖史≫
フリーライター・編集者。プロゴルフツアー、高校野球などのスポーツをはじめ、医療・健康、歴史、観光、時事問題など、幅広いジャンルで取材・執筆活動を展開。好物はジャズ、ウクレレ、落語、自転車。
【記事元】
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【転載元】
リーダーズオンライン(専門家による経営者のための情報サイト)
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