セクハラは裁判にも発展する不法行為です。一方で、どこまでがセクハラになるのでしょうか?セクハラは同僚間、同性間でも成立します。この記事では、SNSや裁判などで実際にあったセクハラ事例や会社で気をつけたい発言・行動についてご紹介します。
異性の上司・部下と密室で一緒になる
セクハラが起きていると思われる状況の1つに、上司・部下と密室で一緒になるというのもあります。もし、上司と業務上の面談などで2人きりにならなければならない場合、相手が「ここは密室だから逃げられない」と、相手によっては恐怖を感じる可能性があるようです。
対策としては、
- 可能なられ入り口を開けっ放しにする
- 出入り口側に部下を配置する
などが考えられるでしょう。
女性から男性への性的発言もセクハラになる
セクハラは男性から女性だけでなく同性間でも成立します。また、女性から男性への『逆セクハラ』も問題になっています。
- 「今日早く帰るんだ。デート?」
- 「えー、男なのに力仕事してくれないの?」
- 「そんなだから彼女(結婚)できないんだよ」
このような発言は、女性であっても男性同士であっても不快に感じるものですよね。
「キャリア系の女上司で、『頑張ってるか!?』と肩を叩いてくるのは日常的。一度、『町田、いいケツしてんな!』と撫でられたときはゾッとしました……。僕がセクハラですよ!と怒った翌日から、上司は僕に対して仕事要求が高くなり、他の男性社員よりも露骨に差別するように。セクハラがパワハラに変わったんですね……」
引用元:男が耐えている「逆セクハラ」の被害報告|日刊SPA!
セクハラをやめさせるための対処法
セクハラは男女雇用機会均等法などに違反する行為です。そのため、社内のコンプライアンス窓口などを利用することで解決が図れるケースもあります。
この項目では、セクハラをやめさせるためにできることについてご紹介します。
相談窓口を利用してみる|こころの耳
「これってセクハラなんじゃないか?」「私の思い込みすぎなのかな?」という疑問を相談したい場合は、公的機関の電話相談やメール相談を利用することをおすすめします。
人には相談しづらいようなセクハラに悩まされていたり、セクハラがトラウマになったりした場合は、『こころの耳』のメール相談や電話相談を利用してみましょう。
関連:こころの耳|専門相談機関・相談窓口
社内の窓口に相談|会社
セクハラの中止を求めるには、社内窓口を利用しての相談が重要になります。
セクハラは労働者からの相談によって会社がどのような対応をとったかが重要になります。会社にコンプライアンス窓口などがある場合はセクハラ被害の報告もかねて相談しましょう。
社内にハラスメント窓口がない場合は、部の責任者や会社責任者にメールなど記録が残るかたちで相談するとよいでしょう。
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