純丘曜彰 教授博士の執筆記事一覧

2021.03.12

バウムガルテン『美学』とは何か:イメージの論理学

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/〈理性〉は、万人万物に共通であり、理神論として、マクロコスモスである世界をも統一支配している。しかし、その大半は深い闇の向こうにあって、人間の知性の及ぶ...

2021.02.13

「老害」の背景:身分世襲の妄執

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/本来は会社や組織が事業継続のために公的に継承していくべき人脈を、老害は自分がプライベートに築いてきた私物と勘違いし、自分の子女のみに相続させようとする。...

2021.02.03

損切り売抜けは早い者勝ち:カエルを茹でる休業補償金

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/ただ我慢してずっと待っていも、たぶん世界はもうあなたをけっしてまた迎えに来たりはしない。たとえ再開するにしても、きっともっと若手があなたに取って代わるだ...

2021.01.12

30年前に寒い国で起こったこと:エリツィンというトリックスター

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/歴史を振り返るなら、徳川家康にしても、ナポレオンにしても、エリツィンにしても、保守と改革、五分五分の対決に、「正義」もへったくれもあるまい。四の五の言わ...

2021.01.04

やりがい搾取の経済学:ブランド資本主義とキリギリスたち

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/巨人たちの足元で浮かれ騒ぐキリギリスのように、賑やかな有名店、華やかな有名企業で働いて、歌って踊って絵を画いて、それでなにか楽しげに仕事をして、毎日を謳...

2020.12.23

サンタ、火星へ

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/最近は火星でもクリスマスをやるらしい。しかし、さていったいなんのプレゼントを持っていったらいいのやら。/

2020.12.08

人権週間を忘れていないか

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/人権は、『世界人権宣言』で決議された達成すべき努力目標。しかし、人の権利は、我々がそれを尊重するという義務によってしか実現しない。おまけに、人権論の根底...

2020.12.04

​革命期のドイツ観念論:カントからキルケゴールまで

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/カントは、理性の限界とともに実践の領域を発見した。しかし、そこでは、現実との対決が待ち受けており、ばらばらの自己定立が人々の同一性を打ち壊す。ヘーゲルは...

2020.11.18

神の国:アウグスティヌスと教皇・総主教

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/ゲルマン人にローマ帝国が分断され荒廃させられる事態に、対岸の北アフリカにいたアウグスティヌスは、自由を貪る人間の原罪が生み出す「地の国」に対し、神の使命...

2020.11.07

​いまどきの大学人の程度:日本学術会議の根本問題

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/大学人と言えど、それは、たんに特定科目の研究教育をしているというだけの一職業人。それも、365日、同業者か大学生を相手。専門専修の仕事という意味では、旋...

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