純丘曜彰 教授博士の執筆記事一覧

2022.01.13

「大学」は存在意義を失ったか?

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/学歴インフレのせいで、かつての工員や店員と同じような低賃金で昇進出世の見込みの無い現場仕事しかなく、くわえて在学中の借金の返済のために、中産階級どころか...

2022.01.04

料理は芸術か娯楽か:料理番組の是非

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/料理は、芸術でも、娯楽でもない。愛だ。作った人と食べる人をつなぐ。その先には、素材を作った人、食べられる動物や野菜、それらを育てる環境、それを守る地域の...

2021.12.30

勉強は面倒だ

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/楽して結果を得られることなど無い。たとえ得たとしても、守る力が無ければ、すぐに失われる。むしろ人知れず、小さな実績と自信を積み重ねていっていてこそ、いず...

2021.12.12

クリスマスのお話:橋の上で

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/だけど、物語は、後半がおもしろいんだ。最後の最後、終わり一ページでどんでん返しかもしれない。だから、最後のページまで、途中で閉じちゃダメだ。きみはひとり...

2021.12.05

ヘムの一族:チーズは戻ってくる?

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/原題は、おれの御得意客を奪ったのはだれだ? というようなニュアンスが隠されている。そして、ヘムが迷路に行こうとしないのは、その犯人さえいなくなれば、御得...

2021.11.13

達磨が禅を嗤う:唐代の作務行禅

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/禅と言うと、座禅瞑想を思い浮かべるかもしれない。だが、それは違う。日本に輸入されたのは、宋代の呑気な士大夫座禅で、それは最盛期、唐代の作務行禅とは似て非...

2021.10.20

デール・カーネギー『道は開ける』をいま読む

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/戦中世代がPTSDによって戦前戦後の恐怖に精神的に強迫され続けたのとは方向が逆ではあるが、いまの我々もまた、戦後コロナ前の繁栄の期待に心を支配され続けて...

2021.09.26

中世から近代へ:文明論の視座から

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/コロナとともに、「近代」が終わろうとしている。しかし、それは何だったのか、次はどうなるのか。それを読み解く鍵は、中世が終わり、近代が始まったころの世界の...

2021.09.09

『徒然草』の執筆背景:脱サラとFIREの先駆者(2)

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/当時、私度僧でも功績によって僧官になる道があり、兼好もまた二十代後半で出家して寄進斡旋や和歌名声でこの道をもくろむも、すでに僧籍は寄進貴族の子女に占めら...

2021.09.09

『徒然草』の執筆背景:脱サラとFIREの先駆者(1)

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/当時、私度僧でも功績によって僧官になる道があり、兼好もまた二十代後半で出家して寄進斡旋や和歌名声でこの道をもくろむも、すでに僧籍は寄進貴族の子女に占めら...

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。