21世紀を迎えた頃を境に、クラウドファンディング、ソーシャルレンディングなど、ネットを活用した新スタイルの金融商品・資産運用術、サービスがまたたく間に社会に浸透してきました。 同時に「無理なく」「少しずつ」「コツコツ」といったキーワードがぴったりの金融商品も数多く登場しています。そうした中「積立投信」「るいとう」と並んで話題になっているのが「ミニ株」です。 「少額から始められる」「リスクが少ない」「初心者でも投資にチャレンジしやすい」といった気安さから、若い世代や投資初心者の注目を集める「ミニ株」ですが、当然ながら、予備知識もなく闇雲に初心者が始めても安心……というわけではありません。そこで今回はメリット・デメリットを含め、「ミニ株」の売買時期のルールや手数料など、あらかじめおさえておきたいポイントをご説明しましょう。
21世紀を迎えた頃を境に、クラウドファンディング、ソーシャルレンディングなど、ネットを活用した新スタイルの金融商品・資産運用術、サービスがまたたく間に社会に浸透してきました。
同時に「無理なく」「少しずつ」「コツコツ」といったキーワードがぴったりの金融商品も数多く登場しています。そうした中「積立投信」「るいとう」と並んで話題になっているのが「ミニ株」です。
「少額から始められる」「リスクが少ない」「初心者でも投資にチャレンジしやすい」といった気安さから、若い世代や投資初心者の注目を集める「ミニ株」ですが、当然ながら、予備知識もなく闇雲に初心者が始めても安心……というわけではありません。そこで今回はメリット・デメリットを含め、「ミニ株」の売買時期のルールや手数料など、あらかじめおさえておきたいポイントをご説明しましょう。
単元株の10分の1から買える「ミニ株」とは?
最近は単元株そのものが引き下げられるなど、小額で手軽に購入できる銘柄もあったりしますが、少し前までは小額の投資というと、投資家から資金を集めて専門家が運用する株式投資信託を活用するしか手はありませんでした。
プロに任せるという点では初心者向きといえなくもありませんが、好きな銘柄に直接、投資をしたいという希望はかないませんでした。そこで、市場のニーズに応えるかたちで、単元株の10分の1の株数から投資ができる「ミニ株」が登場したのは1995年。今から22年の前のことになります。歴史が浅いことがわかりますね。そして「ミニ株」の登場よって、例えば単元株が100株の銘柄の場合、その10分の1、10株から投資が可能になったのです。
単元未満株が買えるのは、どういう理屈?
ではなぜ、単元未満株の取り引きができるのかというと、証券会社が保有している株式を売買しているから。証券会社ではひとつの銘柄の株の注文数をまとめて、売買していますが、株式分割などによって単元株未満の端数も生じます。それを取り引きするところから「ミニ株」が生まれました。
そのため、株式の名義は単元株に満たない間は投資家個人のものではありません。従って、ミニ株で株を購入したからといって、その企業に対して株主としての権利もありません。
ただ、配当については、保有する株式の数に応じて分配。分割が行われる場合も、やはり保有する株式の数によって、新しく発行される株式をもらうことができます。
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