新しい商品開発のヒントは 「不」 の付く言葉にある、とよく言われます。 つまり、不平、不満、不便など、意識的、あるいは無意識的に 消費者が感じている問題を発見し、その解決策を考えることが 商品開発のネタになるというわけです。
病気の子供を預かって欲しいお母さんから連絡を受けると、
都合のつくレスキュー隊のおばさんに連絡し、子供を
迎えに行きます。
そして、かかりつけの小児科医の診察を受けて、預かるのは
問題なしと判断された場合のみ、母親の仕事が終わるまで
「自宅」で面倒を見るという仕組みです。
預かっている間に幼児の病状に異変が起きたような場合には
待機している医療スタッフにすぐ連絡できる体制も築いて
います。
レスキュー隊のおばさんにとって、病気の幼児を預かるのは、
とても気を遣う大変な仕事ですが、自分の経験も活かせるし
それだけにやりがいもある。
私の勝手な推測ですが、自分の子育てが終わってぽっかりと
空いてしまった心のすきまを満たしてくれる、
とても魅力的な仕事じゃないかと思います。
しかも、都合の良い時だけ働けるアルバイトとして
相応の収入が得られるということで、
レスキュー隊のなり手には事欠かないようです。
一方、当サービスは、
入会金2万円、月額5千円~2万円(サービスが3タイプあります)
の会員制サービスとなっています。
(この基本料金で、月1回は無料で預かってもらえます)
子供が病気になった時しか預からない「病児保育」ですから、
預かった時だけお金をいただく料金制度では、
運営をまかなえるだけの収入が得られないためです。
(ただ、十分にリーズナブルな価格ですよね。
一般社会人の方が無理なく支払える水準でしょう)
なお、当サービスがカバーしているエリアは、東京都の以下の区です。
中央区/江東区/江戸川区/墨田区/文京区/品川区/千代田区/港区/
新宿区/杉並区/目黒区/渋谷区
さて、こうして後付けでビジネスモデルを書いてしまうと、
「なんだ誰でも思いつけるアイディアじゃないか」
と思われる方もいるかも知れません。
でも、事業は、発想・企画することの10倍、いや100倍以上、
実行し継続的に運営できる仕組みを作り上げるのが大変
なのです。
フローレンスの場合は、
これだけの仕組みを作り上げるのに3年かかっています。
そして、黒字運営への道筋はすでにできているようです。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2008.11.17
2008.12.03
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。