ロジカルシンキングスキル全般を「直感でわかる」ようにお伝えしていきます。今回は仮説思考を解説します。
この場合は「もう少し優しくしてあげられていたらうまくいっていた」ということですね・・・。本当かどうかは置いておきましょう。
ただ、分かって欲しいのは、これがビジネスや学問で言う仮説を捉えるヒントになるということです。
何かをする。結果が出る。
ひどいことをして、悪い結果が出る。いいことをしていれば、いい結果が出ていたはずなのに・・・。
結局、人はこれを自然に思いついているわけです。後悔したことがあれば絶対にこれがわかります。
ビジネスで言う企画は、「何かをする、自分の会社によい結果が出る」です。ビジネスで言う自分の会社によい結果は「収益が上がる」であることが多いです。
また、学問でいう仮説も、教育などで言えば「何かをしたら、学生の能力が向上した」がわかると非常にいいわけですね。
もう少し深く掘ってしてみましょう。
何かをしたらこうなるんじゃないか?ということは状況が明確になればなるほど、イメージしやすくなります。これは「後悔」ということ少しを見つめてみるとわかります。
恋愛で言えば「どうすればいいのだろう?」というのは好きであればあるほど悩んだりします。いろいろ考えて誘い出す方法やプレゼント、遊びに行く先を考えたりするわけです。が、結果が出ないうちはこれでいいのかは確信が持てない。でも、その後悔の瞬間に近付くにつれ、いろいろとはっきり見えてくる面がある。そして、悪い結果が鮮明に出ると、「あの時あんなことをしていなければ」という後悔に至る行動、発言に行きつくわけですね・・・。切ない。
過ぎ去って結果が出たことには「あの時ああしていれば!」がすごく言いやすい。これが後悔だったりするわけです。仮説を立てるというのはこれとすごく似ています。いや、ほとんど同じではないでしょうか。
ここまでを理解することが「仮説思考」がわかるようになるファーストステップです。直感的にイメージできたでしょうか?
【ポイント】後悔を思い出して、見つめてみる
次回はセカンドステップについて、「期待がわかれば仮説はもっとわかる」をお送りする予定です。それでは今日はこのあたりで。次回をお楽しみに。
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2015.06.18
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THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。