AmazonのKindle書籍「反転教科書」は、必読である。この電子書籍の在り方が何よりおもしろい!これは、マーケティングに携わる者にとって「目からウロコ」の企画である。
すると、その電子書籍という名の新たな「本」のプロモーションが新たにネット上で展開できるのである。その書籍からは、リンクが貼れる。言いたいこと、言いにくこと、他人の褌が借りられるというわけである。コンバージョン率が非常に高い販促を計画することができると思うのは、果たしてワタシだけだろうか?
「反転教科書」の企画に触れて見えたことは大きい。活字を電子データ化することが電子書籍ではない。ネット上で販売できて読むことができることだけが、電子書籍のメリットではない。
電子書籍は、新たなプロモーションツールになる。AmazonのKindle書籍売り場は、新たなプロモーションの場である。クロスメディア戦略の核となる可能性も秘めている。ワタシの昨年の目玉ともいうべきマーケティング的発見がこの「反転教科書」にはある。ちょっぴり地味だけど、電子書籍を見る目が文字通り「反転」した。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2015.07.10
2015.07.24
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。