電子書籍の概念が変わる!必読!反転教科書!

2015.01.08

営業・マーケティング

電子書籍の概念が変わる!必読!反転教科書!

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

AmazonのKindle書籍「反転教科書」は、必読である。この電子書籍の在り方が何よりおもしろい!これは、マーケティングに携わる者にとって「目からウロコ」の企画である。

2、ネット上で完結できるプロモーション。

「反転授業」の著者は、Webコンサルティング会社ペンシルの代表である覚田義明氏である。大手メーカーのネットショッピングをいくつも成功に導いただけのことはある。

前著であるKindle書籍「地域ナンバーワンを目指すな」の販売を通じてAmazon内でのKindle書籍のランキングのされ方や動向をチェック。そのプロモーション体験と成果が、今回の「反転教科書」にも活かされている。

実は、Kindle書籍の値付けは99円以上なら自由である。ページ数も何ページ以上必要とか、何文字必要とか、従来の書籍出版にあるような制限がない。自分で値段もページ数も勝手に決めて出版できるのが電子書籍なのである。

このKindle書籍「反転教科書」は、YouTubeのセミナー動画ありきの企画であった。覚田氏が撮り貯めて公開しているセミナー動画をどう活用するかが主題であった。穿った見方をすれば、「反転教科書」は、純粋な出版ではなく、ペンシルという会社のネット上で完結するプロモーションツールなのである。

このコラムを読んでいる方々が企業のマーケティングや企画に携わる方々なら、容易に想像できると思う。その商品を売るために心血を注いだ販促ツールを、無料でも有料でもいいので、AmazonのKindle書籍にしたと仮定する。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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