2014.09.30
【地方創生のススメ】逆転の発想で“空き家”を地域資源に!
「地方創生のススメ」編集部 (東京過疎化プロジェクト)
合同会社RegionWire
2014年7月に発表された総務省の資料によると、全国の住宅に占める空き家の割合は2013年10月時点で過去最高の13.5%にあたる819万6400戸に上ったようだ。そしてその大きな要因として人口減少や高齢化による過疎化が考えられ、実際空き家が散在する地域も多いと聞く。また空き家への放火やホームレスの居住、はたまた大麻の栽培がおこなわれたりするなど、治安面でも空き家の増加は不安視されている。
===「ソト×ナカ」の相乗効果によって活気を最大化!===
このようにあわえでは重点エリアを選定して、そして自社運営の施設を軸にしながら更なるリノベーション需要を開拓することによって、「点」ではなく「線(ストリート)」として賑わいを再生し、そしてその活気を地区全体(面)へと波及させていこうとしている。
(画像)通りの往来を増やすことで活気を増幅させていく
そしてそのとき「地域住民」「来訪者」それぞれの視点を念頭に置き、「地域住民」にとっては住民同士の交流に加えて、来訪者との交流により新たな見聞を得る場に、「来訪者」にとっては住民との交流に加えて、住民が抱える地域課題を収集して新たな課題解決ビジネスへとつなげる場にそれぞれしていきたいという。
これによって住民一人ひとり(ナカ)を元気にするとともに、地域外(ソト)から新たな活気を呼び込み、そしてその相乗効果によって活気を最大化していければと期待している。
「空き家が増えている」と嘆いていても仕方がない。そうではなく逆転の発想で“空き家”をフックに地域を元気にする、つまりないものをつくるのではなく、あるものを“資源”として捉える、そんな発想が地域活性の現場には求められているのかもしれない。
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