メールを送った相手からの返事を待っているのに、反応なし――。こんな経験はないだろうか。そんなときに“さりげなく、もう一押し”できるアイテムをご紹介しよう。[沢田直美,Business Media 誠]
メールを送った相手からの返事を待っているのに、反応なし――。こんな経験はないだろうか。
ネットが普及した昨今、実際に会ったことがない人に仕事の依頼をするケースもある。返事がもらえなくても仕方ないのだが、“さりげなく、もう一押しできないものか”と思うこともあるだろう。小さな企業で広報を担当している筆者も、そんな一人だ。
押しつけがましくなく、でも、こちらの誠意が伝わる方法はないものか――。いろいろと頭を巡らせる中で出会った“あるもの”が、その一押しに役立ったことがある。キーワードは「アナログなアプローチ」だ。
筆者は広報という仕事柄、さまざまなメディアにアプローチする。当然、相手は忙しい人ばかりだ。そんな中、とあるビジネス誌の編集長にメールを送ったことがある。ある案件について協力をお願いするメールを送ったのだが、一度しか面識がない上、サイトのリニューアル直後で多忙だったためか、返事をもらうことはできなかった。
この時、もう一押しの道具として使ったのが“紙の手紙”だ。字がきれいなわけでもなく、内容もビジネス誌の編集長から見たら稚拙だっただろう。しかし、返事をもらいたい一心で書いた手紙で思いが伝わったようで、「ご丁寧な手紙までいただき感謝します」という言葉とともに返事が返ってきたのだった。
“時間をかけて手紙を書く”のは、“相手を想う時間をつくっている”ということでもあり、メールやメッセージといったインスタントなものとは趣が異なる。デジタル全盛の時代だからこそ、意表を突いたアナログの手紙が心を動かしたのだろう。
“心に響く手紙”を引き立てる便せんと封筒
“心に響く手紙”の演出に一役買ってくれる便箋・封筒メーカーがある。表参道にショップ「Winged Wheel」を構えるハグルマ封筒だ。じつは件のビジネス誌の編集長に送った手紙にも、ここの便せんと封筒を使った。
ビジネス向けとはいえ、そっけないものではつまらない。ここにはひねりがきいていながら、ビジネスにも使える便せんと封筒が多数そろっている。例えば、外見は白くても中を開けたら、鮮やかな色彩が装備されている封筒。これは同じ相手でもシチュエーションや季節ごとに使い分けが可能だ。
便せん・封筒は、相手の趣味や好きそうなこと、関心があることに合わせて選ぶのがポイント。切手もさまざまなものがあり、送った相手の気をひくのに役立つこと請け合いだ。
ビジネス向けだけでなく、子供や恋人、家族、親に送るなど私生活に役立つものもそろっているので、興味がある人はオンラインショップを覗いてみるといいだろう。数字型に切り抜かれたカードは、子どもの誕生日に年齢の数字を選んで送ると喜ばれる。手紙のコンシェルジュが常駐し、結婚式からビジネスシーンまで幅広く相談に乗ってくれるリアルショップもオススメだ。
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2009.10.27
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