/予言は、予言を信じるがゆえに予言を実現させてしまう。ただし、信じることは、策を弄したりせず、真剣に向き合うこと。あなたは、自分をC組と決めつけ、そのC組のダメな人生を自分で実現させてしまってはいないか?/
だが、この話、ほんとうの焦点は、きみ自身だ。きみは、自分自身をC組だと思っていないか。どうせオレなんかダメ。がんばってもムダ。だから、がんばらない。それで、ほんとうにダメになっていく。どんどんダメになっていく。こうして、きみは、自分の予言どおり、みごとにダメな自分を自分で実現させてしまう。
自分自身ですら、自分のことを信じていないやつが、他の人から信じられたりするものか。むしろ、他人にはわからないだろうが、自分自身の隠れた力は、すくなくとも自分自身はよく知っている、と自分自身を信じ、その信じるところを、ほんのわずかの疑念も邪念もなく、ただひたすらに突き進んでいってこそ、予言はほんとうに実現する。
by Univ.-Prof.Dr. Teruaki Georges Sumioka 純丘曜彰教授博士
(大阪芸術大学芸術学部哲学教授、東京大学卒、文学修士(東京大学)、美術博士(東京藝術大学)、元テレビ朝日報道局『朝まで生テレビ!』ブレイン。専門は哲学、メディア文化論。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2015.07.17
2009.10.31
大阪芸術大学 哲学教授
美術博士(東京藝大)、文学修士(東大)。東大卒。テレビ朝日ブレーン として『朝まで生テレビ!』を立ち上げ、東海大学総合経営学部准教授、グーテンベルク大学メディア学部客員教授などを経て現職。