マクドナルドの時給は800円、マッキンゼーのシニアコンサルタントは時給8万円――仕事をしていて、なぜ100倍もの差がついてしまうのか。リクルートで働き、中学校の校長を務めた藤原和博さんに、その謎を解説してもらった。 [土肥義則,Business Media 誠]
ところで、Business Media 誠の読者は何歳くらいの人が多いのですか?
土肥:読者アンケートによると、平均年齢は30代半ばですね。
藤原:30代半ばのサラリーマンだと、多くの人が会社の中で100人に1人の存在になっていると思う。「自分はこの領域で、会社の誰にも負けない」といった感じで。みんなもっと自信をもってほしい。1000人に1人、1万人に1人の存在になれるように、チャレンジしてほしいですね。
ただし、ひとつの領域で勝負をして、45歳までに結論が出ない人は注意が必要です。どういうことかというと、そこで負けてしまうと復活が難しいから。20代で負けても、別の領域で這い上がることはできますが、年を重ねれば重ねるほど、敗者復活が難しくなる。
土肥:年齢のリスクがあるわけですね。そのほかに、なにかありますか?
藤原:ありますね。サラリーマンにとって、最大のリスクがあるんですよ。
土肥:そ、それは……?。
~次回に続く~
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仕事をしたら“10年後のサラリーマン”が見えてきた
2013.04.11
2013.03.25