ミシュラン騒動でにわかに再び巻き起こったグルメブームに便乗するわけではないが、今回は食の話題をお届けしたい。
残念ながら、おひつの中が少なくなってきた。最後の二杯分は、更にお勧めに従い、薬味に加えて出汁をかけ、「うな茶漬け」として食する。既にかなりの量を食べているにもかかわらず、一層清々しい味わいとなり、さらさらと舌と喉を楽しませ胃袋に流れ込んでいく。
完食。あっという間に食べ終わってしまった。
名残惜しく、肝吸と漬け物の残りを口に運び、お茶をおかわりする。
ふと気がつくと、ずいぶんと汗をかいている。流れる汗にも気づかず、食べていたのだ。
食べるということは、何とも官能的な行為であると改めて思い知る。
以上が「個人的名古屋美食体験記」である。
余談だが、改めてこのように自らの食事を文章にまとめてみて気づいたことがある。
文章に起こすということは、その体験を鮮明に思い出すことになり、楽しかった食事が二度楽しめる。
これが毎日食べて、毎日書くという仕事になるとどうかわからないが、そうでなければ、なかなか楽しめる行為である。文章を書くネタがない、書くのがどうも面倒という人もいるが、まずはこんな内容から始めてはどうだろうか。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2007.12.25
2007.12.27
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。