日本製造業の後継者はAKB48に他ならない。カイゼンを徹底し、顧客第一主義を貫く商品づくりの2点において、モノづくりとAKB48は奇妙な合致を見せる。AKB48に未来を感じることは、日本に未来を感じることだ。
これも「年功序列」だ(篠田麻里子様が平均年齢を上げていると疑うひともいるだろうが、麻里子様を覗いても選抜メンバーの平均年齢は20.1歳だ)。
もちろんこの結果は、何年にもわたってファンに尽力してきたメンバーが支持されていると当然の結果を示すにすぎない。しかし、カイゼンを重ねて結果を出すことは、製造業の手法にそっくりではないか。
やはりここで私はAKBと製造業の類似性について心奪われる。
え、あれだけAKBは人気なのに、各メンバーの年収が低いという噂があるって?
だから、それも親近感が湧くじゃないか。製造業の従業員給料はあれだけ安いんだから。
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2012.12.21
2012.12.23
未来調達研究所株式会社 取締役
大阪大学卒業後、電機メーカー、自動車メーカーで調達・購買業務に従事。未来調達研究所株式会社取締役。コスト削減のコンサルタント。『牛丼一杯の儲けは9円』(幻冬舎新書)など著書22作。