ブリリア・ショートショートシアターに見る映画館の未来

2012.08.27

営業・マーケティング

ブリリア・ショートショートシアターに見る映画館の未来

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

先週末、横浜みなとみらいにある映画館、 ブリリア・ショートショートシアター」 http://www.brillia-sst.jp/ に行ってきました。(以下「ブリリアシアター」)

とはいえ、家族連れでない大人たちが楽しめる映画館が非常に少ないのは残念なことです。やはり単館の映画館、渋谷・東急文化村のル・シネマはその数少ない大人のためのシアターのひとつで、ワインも楽しめます。

しかし、ロビーにゆったりできるスペースはなく、シアター内は飲食禁止のため、つまみやお酒を楽しみながら映画を鑑賞することができず、欲求不満がたまります。(笑)

今は、レンタルショップに加え、インターネットを通じて、映画が好きなだけ安価に観られる時代。映画自体を楽しみたいのなら、大スクリーンがいいのはわかっていながらも、

「まあ自宅の液晶テレビ(そこそこ大型の)で十分かな」

という人も多いでしょう。

シネコン数も過剰気味で過当競争に陥りつつある。「3D」による集客効果も低下しているとのこと。

ブリリアシアターのような単館・専門型シアターのスタイルを既存のシネコン、単館映画館が真似することはもちろん、簡単なことではないでしょう。

しかし、映画自体、またシアター内だけでなく、映画館全体として、来場者の

「ビフォア&アフター」

を楽しませる取り組みについて、ブリリアシアターにはいろいろと学べる点が
あるのではと思いました。

私たち消費者は、わざわざ足を運んで、それなりのお金を払うだけの価値のある映画館を期待しているのではないでしょうか?

ブリリア・ショートショートシアター
Brillia SHORTSHORTS Theater
http://www.brillia-sst.jp/

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